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最近SaitekのPro Flight Combat Rudder Pedalsのセンター付近の物理的な遊びが大きくなってきており、微妙なコントロールがしにくくなってきていたので、思い切ってブラックフライデーセールでVirpilのConstellation ALPHA-R・MongoosT-50CM3 Base・ACE Torq Pedalsを購入して操縦環境を更新してみました。
右手は前回購入したMongoosT-50CM2 Baseに7.5cmのFlightstick Extensionを挟んでConstellation ALPHA-Rを装着。
カムはソフトセンターの航空シム向けカムでスプリングはソフトを選択。
捻り軸はロックしてあります。
MongoosT-50CM3 Baseの外観はほぼMongoosT-50CM2 Baseと同じですがマウントアダプターを取り付ける金具が無くなっておりマウントアダプターがWarBRD Base用のものにプリロード調整穴を追加したものになっています。
MongoosT-50CM2 Baseとの大きな違いはドライクラッチダンパーの搭載です。
上の穴で前後の下の穴で左右のダンパーの強さを調整できます。
5cmのFlightstick ExtensionとFlightstick Z-Extensionを挟んでConstellation ALPHA-Lを装着。
カムはソフトセンターのスペースシム向けカムでスプリングはソフトを選択。
左右方向は倒した状態から手を放してセンターに戻る際にばたつかない程度にダンパーを調整、前後方向は手を放しても位置を維持するようにダンパーを調整しました。
一番前に倒した状態。
これでフライトシムのスロットルとしても利用できるようになりました。
ACE Torq Pedalsはヘリコプターのペダルを模したデザインで、上下にシーソー式でペダルが動きます。
ラダー軸のみでトゥブレーキはありません。
トッププレートとフットプレートの幅とペダルの前後位置を調整可能です。
トッププレートとフットプレートを一番広く、ペダルを一番後ろにした状態。
トッププレートとフットプレートを一番狭く、ペダルを一番前にした状態。
中央側面にドライクラッチダンパーの調整穴があります。その後ろには縮める方式のスプリングも見えています。
標準ではハードセンターカムとスタンダードスプリングが装着されています。
ノーセンターカムとハードスプリングが同梱されており交換ができます。
ダンパーを強く利かせると足を離しても位置を維持するようになります。
単体のUSBデバイスとして使用できますが、他のスティックベースやスロットルに接続して統合することもできます。
今回は右手のMongoosT-50CM2 Baseに接続しました。
キーボードマウントアダプターも併せて購入したのでそれを含めてセットアップ。
古いPCラックのため幅が狭いので左側はねじ止めオプションのマウステーブルに設置しています。
ACE Torq Pedalsを設置しているのはアイリスオーヤマのメタルラックの部品(30cmメタルミニポール 4本セット・コの字バー x2・棚板 ・ウッドボード ・三角アジャスター 4個セット)を買って組み立てた台座です。
キーボードマウントは本来はテーブルマウントの前側に取り付ける構造になっているのですが、前側だとスティックと干渉するので上側に設置しています。
Virpilの設定アプリは12/4現在の最新は20220720なのですが、MongoosT-50CM3 BaseとACE Torq Pedalsにはそれより新しいバージョンのファームウェアが組み込まれていたため、ファームウェアを20220720に書き換えないとプロファイルの作成などができませんでした。
ACE Torq PedalsはUSBでPCに直接接続して作業を行う必要があります。
Elite Dangerous:Odysseyで軽くテストをしてみましたがACE Torq Pedalsは動作が上下のため足の動きが小さくて済むため操作が非常に楽です。ストロークが短いため微妙な操作はやや難しいかと思いましたが、動作が軽くスムーズでダンパーでばたつきを抑えられるため細やかな操作も可能です。
現状フライトシムを含めてトゥブレーキを使用するゲームをプレイしていなのでラダー軸のみでも不都合はありません。
スティックについては専用マウントで設置することでより操作のしやすい位置に配置することができました。ハンドレストが調整可能なのも合わさって操作性が向上しました。
左手はドライクラッチダンパーのおかげでスロットルとして利用できるようになりフライトシムとの兼用ができるようになりました。またダンパーを利かせていても軽くスムーズに動くため非常に操作性がいいです。
いずれの機器も精度も高くスムーズに動作しそれぞれの好みに合わせた設置位置や操作感の調整が可能なため、こだわりのあるコックピットの構築を実現することができます。
以上VirpilのConstellation ALPHA-R・MongoosT-50CM3 Base・ACE Torq Pedalsの簡単なレビューでした。